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詩

2023.08.23 12:39

24 HELLO NEW WORLD(完)

暮れかかる夕空に 一筋のひこうき雲 明日を夢見て 僕らは今日も眠りにつく 世界が何のために在るのかわからないけど ただみんなで笑って生きていきたい 頼りなかった宇宙よ 僕らは空を行く 君の痛みを抱きながら 光を...
2023.08.22 11:00

23 優しき休日~バレンタイン・ホリデー~

バレンタインまで あと少し 街中が 甘く色づく 約束なんて 儚いもの それでも そばにいたい 今際の果てまで ずっと歩むわ すべてを受け入れるなんて 神様がしていればいいんだよ そんなの生き物には許されてないよ...
2023.08.19 11:18

21 故郷

社会から外れた女たちの目が 年老いていく 猛烈なスピードで わたし遠い街で生きてた わたし過去の恋人がいた もっと小さな頃は 好きな子とままごとをして お気に入りの服 ずっと着てたわ ときどき 幸せな眩暈を起こして 勝ち...
2023.08.15 05:47

20 わたしは癒しになりますか

小さな頃 パパとママがよく喧嘩をして ママが一人で泣いてたから 何かあったら ママと一緒に生きようって決めてた まさか持ち直すなんて 思わないじゃない 余程のことじゃないなら たいていの罪はどうでもいい&nbs...
2023.06.16 22:11

19 空飛ぶ学校

君に出会えたことで見えたこともあるし君に出会えたことで無くしてしまったものもあるありがとう、と言うだけで呪文を唱えられる難しい問いも力に変えていける愛する証を学ぶその途中に 僕たちはいる人はみな 光のなかで恵みの雨に 打たれている校舎へつながる道筋でどれだけのものを与えられどれだ...
2023.04.03 11:00

18 夢かも知れない

家族にも恋人にも言えないこと君が全部察してくれたからどんな差別も寒気がするほどの暴力も笑って済ませてやれた降り止まない雨がいつになく生ぬるくてもうそんな季節かと 革靴の隙間に水が入りこむ何かがわかったような気がして何もわからないでいるどうして誰も見破れないような難しいウソついたの...
2023.03.25 09:30

17 Communication

儚さが積もって孤独がこみ上げる社会の目に捉われればその分生きやすくなる簡単な答えはたくさんあるそれでもわたしの想いに応えようとするあなたの瞳が 尊かったり 記憶は勝手に美化されるものさみんな夢の途中に生きてるすばらしい時代など有りません過去はただの土台ですオー マイ ダーリン ダ...
2023.03.21 09:00

16 剣を抱いて女王と逃げる

その切っ先に屈服するなら魅力的な抵抗で烈しく悪ぶってみせて確実な刃を喉に当て精一杯強がってみて この耳を澄ませて聞こえる静かな興奮を奪うのではなく与えるために振り下ろす勇気を何度でもわたしに届かせて 炎もすべて命の灯火も軽々しく飛び越えてその術に落ちた快感をいくらでも惑わせる華麗...
2023.03.11 10:00

15 邪悪なる衝動

あまりにも永くあなたを待っているので今が現世かも来世かもわからないのです光よりも速く走れる子どもがいたと聞きます愛すればこそ暴いてしまうのは私のせいでしょうか瑠璃色の海に火種をまいたのは誰に背負わせる罪でもないけれど庭に白い山茶花が咲くのは私のせいでしょうかここが上か下か それだ...
2023.03.08 09:30

14 FLOWER GALLANT

ガラスの靴を履くふりして微笑む手作りのドレスは華やかに派手な踊り決めて 魔女の手を取るの仕組まれたように 女なんて みんなライトを当てた嘘つきまさか そんな花も恥じらう 命知らず 時代に 甘やかされて わたし 美しく育ったわあなたに すべての 責任を なすりつけるわ振り返れば 世...
2023.03.05 12:20

13 千の夜を抱きながら

別れの言葉を女から先に言えるなら優しさ 売り飛ばしてもいいあなたから 逃げてね愛情が逝くときは涼しくなる千の夜を抱きながら幸せな夢を見れた二人は朝へと消えていきましょう次の砂漠へ旅立つ あなたを自由だと思い私は権利を 手放す天の川が流れたきらめきの炎 散らして天の川に帰った銀の砂...
2023.02.18 12:32

12 空蝉

一つ、二つ、三つ編みを 鏡越しに 結んであげた 待ち焦がれたのは 愛し幼なじみの 甘さ 一回、二回、薬指 熱のように口付けた 幼過ぎたのか 十四 立ち尽くした酸っぱさ これまで ため込んできた&nbs...

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